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海を渡ったキリシタンの歴史をたずねて
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宝亀教会 |
歴史のスタート地点 平戸
古くから海外交易で栄えた平戸。タバコの種、パン、ビール、サツマイモなど、現代でもおなじみのものは、ここ平戸に最初に入ったのだそうです。キリスト教も長崎県では平戸から始まりました。 宝亀(ほうき)教会は平戸エリアで最古の教会。正面は赤と白の漆喰で彩られたコントラストが鮮やかで、側面にまわると淡い緑の南国風テラスという異国情緒を漂わせる外観です。 また、平戸ザビエル記念教会は力強くそびえたつ尖塔が印象的ですが、注目すべきはそのロケーション。教会に向かう坂の途中から寺院と隣り合う景観が見られます。 |
地元の偉人たちの足跡をたずねて 教会建築に大きな貢献をした人物として知られているのが鉄川与助です。彼は大工棟梁の家に生まれ、外国人宣教師のもとで教会建築に携わりながら、建築家としてもその腕を磨きました。 「支払いが全部1円札だった」と伝えられる教会もあるほど、信者たちが爪に火を灯すような生活で資金を貯めた信徒の想いに応えて、生涯三十数棟の建築を手がけたのです。 彼の最後のレンガ造りの教会が平戸の田平教会。何色かのレンガで壁面には変化をもたせつつ、屋根は瓦葺になっています。内部は古代ギリシャ建築のような柱が建ち並ぶ、なんとも優雅な造り。彼の有終の自信作と言われるのもうなずけます。 長崎中心部から車で1時間ほどのところにある外海(そとめ)地区に赴任したフランス人宣教師、マルコ・マリ・ド・ロ神父も地元の人のために尽力した人物です。布教のほかにも私財を投じて女性が働ける職場を建設するなど、医療・教育・福祉の分野に生涯を捧げました。彼が伝えたフランス小麦と落花生油で作るそうめんは「ド・ロ様そうめん」として再現され親しまれています。 |
田平教会 田平教会内部 |
頭ヶ島(かしらがじま)教会 |
小説『沈黙』の舞台から五島へ
外海の美しい海と静かな入り江の集落は、遠藤周作の小説『沈黙』の舞台になった場所。「人間がこんなに哀しいのに主よ海があまりに碧いのです」と刻まれた「沈黙の碑」が今も海を見下ろしています。遠藤周作文学館が面している国道202号線は、サンセット202の愛称でよばれる、ドライブで是非立ち寄りたい夕日の絶景ポイント。五島灘に沈む夕日は厳かな気持ちにさせてくれます。 弾圧を逃れるため、命がけで外海の海を五島へと渡ったキリシタンたち。五島には彼らがつくった50余りの集落に、信仰の自由を得た証として祈りの家である教会堂を建てています。信者自ら対岸の島から切り出した石を船で運び、1日2~3個ずつ積み上げ、7年の歳月をかけて完成させた頭ヶ島(かしらがじま)教会は、全国的にも珍しい石造りの教会として重要文化財にも指定されています。 荒波が打ち付ける断崖に開いたキリシタン洞窟には明治時代、迫害を逃れてキリシタンが隠れていたと言われ、入り口には高さ4mもある十字架とキリスト像が建てられています。今でも船でしか行くことのできないこのような場所に追いやられてまでも消えることのなかった、信仰への静かながら確固たる情熱を思わずにはいられません。人々の苦悩や哀しい歴史を見つめてきた海が、今も変わらずそこにあります。 ※ 教会は祈りの家。服装や立ち入り禁止の場所に注意しましょう。聖堂内部の写真撮影は原則的に禁止です。マナーを守って訪れてください。 |
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長崎県PRキャラクター・ながさき龍馬くんからひとこと!
長崎は古くから、海外との交流の歴史によってもたらされた大陸文化と西洋文化が今も色濃く残っているエキゾチックな県じゃき、まっことおもしい街ぜよ!別名「和華蘭(わからん)ながさき」と言うそうじゃ!和は日本、華は中国、蘭は西洋を意味しているそうじゃ! 来てみんとわからん!食べてみんとわからん!「和華蘭ながさき」に行こうぜよ! 「長崎はわしの第2のふるさとやき!」 ■ 長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット |
富山県・魚津水族館
「とやま」にこだわった展示
北海道 | 「美味旬旅」 |
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北海道 | 「道北・道東」冬の旬な旅と美味を求めて |
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