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心の静けさを取りもどす旅
日本の聖地へ
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中辺路で後鳥羽上皇の時代に思いを巡らす 和歌山・奈良・三重の3県にまたがる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」。この中でも和歌山県は、「熊野三山」「高野山」といった代表的な霊場と、そこにつながる参詣道「熊野古道」「高野山町石道」を有しています。 熊野三山とは「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の総称で、この熊野三山を巡る参詣道が「熊野古道」です。高野山や奈良・吉野、三重・伊勢神宮などから熊野三山に向かって延びる参詣道のなかでも、大阪の淀川河口付近を海岸線沿いに南下する紀伊路を通り、和歌山・田辺から内陸に入って熊野本宮大社を目指すルートは、京都から聖地を目指した後鳥羽上皇も辿った道。特に田辺から熊野本宮大社までのルートは「中辺路(なかへち)」と呼ばれ、今でもメインの参詣道となっています。後鳥羽上皇の熊野行幸に同行した藤原定家が記した日記『後鳥羽院熊野御幸記』には、その道すがら催された和歌の会や相撲の様子が残されています。こんな旅行記を片手に訪れると、さらに想像力がふくらみます。 |
九十九王子で身も心も清め、本宮を目指す 紀伊路から中辺路沿いには「王子(おうじ)」と呼ばれる祠(ほこら)が祀られています。全部で100以上もあるこの祠は「九十九王子」と呼ばれ、人 々は王子で身も心も清めながら熊野三山を目指していました。中辺路だけでも全長約40kmと長い道のり。今では熊野古道に平行して国道が走っているので、 近くにバス停もあり便利な滝尻王子からスタートするのが一般的です。樹齢1000年の巨木群が枝を伸ばす「野中の一方杉」で有名な継桜王子を経由して、熊 野本宮大社を目指します。 神に近づく道として地元の人に守られてきた熊野古道。その道の神聖さを肌で感じながら歩を進めたいものです。熊野 本宮大社に到着したあとは、すぐ近くにある湯の峰温泉で旅の疲れを癒せます。ここには、世界遺産に登録されている全身入浴可能な温泉「つぼ湯」もあり、1 日に7回色を変えるといわれるこの湯に浸かれば、秘湯ムードがさらに盛り上がることでしょう。 |
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空海の開いた聖地で心の安らぎを手に入れる 一 方、高野山は約1200年前に空海(弘法大師)が真言密教の思想・壇上伽藍(だんじょうがらん)を具現化した町。高野山真言宗の総本山・金剛峯寺があり、 高野山内で最も神聖とされる場所のひとつ、空海入定の地・奥の院もあります。現在も標高およそ約900m、人口約4000人の盆地にさまざまなお堂や塔が 立ち並び、ひとつの町を形成しています。この高野山は、戦火を一度も被ることなかったため開山以来の姿を今に伝えており、四国八十八ヶ所の霊場を巡ったお 遍路さんが最後に参詣する地でもあります。
こ こには50を越える宿坊があり、生活の中で信仰を実践してきたこの地を体 験することが可能。精進料理がいただけるのはもちろんですが、なかには阿字観や写経、写仏、数珠作りなどが体験できるところもあります。空海が平安時代に 伝えた瞑想法・阿字観で静寂な時間を過ごした後には、心穏やかになっている自分に気づくでしょう。 |
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観光局担当者からひとこと! 和歌山県観光連盟 わかやま喜集館 館長 湯川恭英さん
紀伊半島の西南部に位置する和歌山県は、太平洋を流れる黒潮の影響を受けて気候は温暖で、明るい太陽が海と山の青さが一層のきらめきを与え、開放感あふれた地です。この豊かな自然と文化が織り成す世界遺産「熊野・高野山」をはじめ、日本一のパンダの飼育頭数を誇るリゾート地「南紀白浜」など見どころ満載です!! 自然の豊かさと歴史文化がみごとに調和した和歌山で、心のやすらぎを味わってみてはいかがでしょうか?
■和歌山県観光情報 http://kanko.wiwi.co.jp/ |
富山県・魚津水族館
「とやま」にこだわった展示
北海道 | 「美味旬旅」 |
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北海道 | 「道北・道東」冬の旬な旅と美味を求めて |
兵庫県豊岡市 | コウノトリが舞う里 |
長崎県 | キリシタン紀行 |
石川県 | 伝統工芸体験 |
神奈川県鎌倉市 | 武家の古都 |
京都府京都市 | ちょっとディープな京都 |
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