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- 徳島県・秘境「祖谷」を巡る
秘境を求めて
平家の落人伝説が残る祖谷へ
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スリル満点の「かずら橋」は秘境への第一歩
四国のほぼ中央、徳島県西部の高知との県境にほど近い山間に、秘境の郷・祖谷はあります。祖谷はその昔、平家の落人が逃れてきた伝説のある地。祖谷 のシンボルで、国の指定重要有形民俗文化財でもある「祖谷のかずら橋」は、シラクチカズラで造った吊り橋で、当時から変わらぬ秘境の姿を今も私たちに伝え ています。 深いV字谷の祖谷渓は、数十~数百メートルの断崖絶壁が20kmに渡って続き、そそり立つ岩と清流が四季折々の渓谷美を見せてく れます。なかでも祖谷街道最大の難所と言われ、昔の旅人が度胸試しをした200mの断崖は一番のビューポイント。今は見ごたえある崖下を見下ろすように、 小便小僧の像が立っています。 また、温泉郷でもある祖谷は、ケーブルカーで祖谷渓の谷底まで下りる源泉かけ流しの温泉や、逆にケーブルカーで昇って絶景を楽しむ温泉など、秘境ならではの温泉宿も点在しているので、ゆったりと滞在することができます。 |
秘境への拠点となる大歩危も絶景
一方、かずら橋への拠点となるJR土讃線・大歩危駅周辺にも、大渓谷があります。大歩危・小歩危と呼ばれるこの渓谷は結晶片岩が削られてできたもので、エ メラルドグリーンに輝く川面と白い岩肌のコントラストは目にも鮮やか。巨岩・奇岩が5kmに渡って続く大歩危は流れも穏やかなので、「大歩危峡舟くだり」 が楽しめ、大歩危の下流3kmにある急流の小歩危は、日本有数のラフティング・スポットとして有名です。 JR阿波池田駅から定期観光のボンネットバスが運 行しているほか、季節によってはトロッコ列車も運行しているので、さまざまな角度から景色を楽しめます。観光タクシーや路線バス、シャトルバス(期間限 定)などの利用は、大歩危駅を拠点にするとスムーズです。 |
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さらに奥地へ さらなる秘境
そ して祖谷渓から、さらに車で1時間。標高1955mの剣山方向にさらに踏み入れていくと、さらなる秘境・奥祖谷が待っています。平家の落人たちは追っ手が 来たとき、いつでも橋を切り離せるようにと、渓谷に同様の橋をいくつも作りましたが、現存しているのは前述の祖谷のかずら橋と「奥祖谷二重かずら橋」の2 カ所のみ。二重かずら橋は「男橋」「女橋」の対の吊り橋で、別名「夫婦橋」とも呼ばれています。女橋の脇にある人力ロープウェイ「野猿(やえん)」は屋根 付きの櫓に乗ってロープを自分で引きながら川を渡ることができ、秘境度も満点です。 また、マイナスイオンたっぷりの森林浴が楽しめる「奥祖谷観光周遊モノレール」も秘境度の高い乗り物。延長4.6km、高低差590mの山の中の道のりを約70分かけて巡る2人乗りのモノレールで、乗りごたえは十分です。 そ のほか、平家屋敷や武家屋敷、落合集落、地元のおばあちゃんたちが作る案山子が愛くるしい「名頃かかしの里」など見どころも多く、2008年4月からは奥 祖谷を周遊する阿波池田駅発着の定期観光バス(途中からボンネットバス)も運行しています。上手に利用して秘境の旅を楽しんでください。 写真提供:徳島県 |
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観光局担当者からひとこと! 徳島県東京事務所 主事 植田健士さん
四国88カ寺巡拝の一番霊場がある徳島は、阿波おどりや鳴門のうず潮などが有名ですが、最近は手付かずの自然を体感できる地域としても人気が高まっています。県西部では、日本最大級の激流を誇る大歩危・小歩危でのラフティングや祖谷渓の澄み切った渓流を全身で体感するキャニオニング、県南部ではサーフィンやスキューバダイビングのほか、ママチャリで清流沿いを下るママチャリダウンヒルやビーチマット漂流など、徳島ならではのユニークなアウトドア体験が楽しめます。ぜひ一度、徳島にお越しください! |
富山県・魚津水族館
「とやま」にこだわった展示
北海道 | 「美味旬旅」 |
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北海道 | 「道北・道東」冬の旬な旅と美味を求めて |
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長崎県 | キリシタン紀行 |
石川県 | 伝統工芸体験 |
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