列車の撮影 - ちょっと贅沢！旅コラム　一覧 - ちょっと贅沢！欧州列車旅行

ちょっと贅沢！旅コラム

列車の撮影

列車旅行の番組ですのでやはり列車の映像はじっくり見てほしいし、それを楽しみにしている人も多いと思います。

時刻表を見て列車が通過する１～2時間前からクルマで撮影場所を探すのですが、まずは地図を見て線路がカーブしているところを狙います。
これは列車の側面が見えて、動きがキレイだからです（私の好み）。

そして背景、海の近くなのか、山脈を背負っているのか、谷に掛かる橋を通過するのか。
周りの環境とともにお楽しみください。

地元の人に聞いたりして撮影場所を探したりするのですが、残念ながらいいところが無かったりする場合もあります。特に高速列車は普通早く走れるように線路も直線で敷かれていますし、街の近くだと防音壁で囲われています。

それに比べて楽しいのは観光鉄道、蒸気機関車です。

第５４話で紹介した黒い森の蒸気機関車ヴタハタール鉄道（通称豚のしっぽ鉄道）の撮影時は、いいなと思った場所にドイツ人の鉄っちゃんが先に2人場所取りをしていました、よく知られた撮影ポイントだったのです。

列車の音も楽しみの一つ、ゴトゴトと心地よい列車の音やシュコシュコと蒸気を噴く音、なるべく臨場感を味わってもらいたいと思い列車の映像には音楽を入れないでいる所もあります。

駅のアナウンスを聞くと旅しているなっていう感じが高まります。外国語なので何を言っているかは分かりませんが、雰囲気が大切。

ただ発車前のアナウンスやベルをヨーロッパではあまり聞いたことがありません。車掌さんがピーッと笛を吹くのですが、音もなく発車していくこともあります。ホームで撮影していて乗り遅れそうになったこともありますので、ご注意を。

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